防波堤とは?作り方を簡単に解説。ケーソンを並べたものが防波堤。
- 2019.05.15
- 船、船乗り関係
まえがき
おつかれさまでぇす(((๑´ㅂ`) ʬʬʬ
出航してから50日たちました~
周り海しかない所でテレビも映らん( ɵ̷̥̥᷄﹏ɵ̷̥̥᷅ )
話題を見付けるのも一苦労なるぴ船長です
( ; ˘•ω・)
家を出てから60日…
愛娘は生後380日経ちました~
すくすくと成長中(*´罒`*)
モノを引っ張り出すだけだったが最近はモノをしまう遊びを覚えたようです
スリッパそこじゃないよ!(´∀`*)ウフフ
光景を想像するとジワジワカとワイイさが伝わってくるワケです。
画像はナントカ読み込めるが(かなり遅い)
動画は観れない環境
声くらい聞きたいわ~
あと2ヶ月会えそうにありません(。•́︿•̀。)
本題いきましょか(۶•̀ᴗ•́)۶
防波堤ってどうやってできてるのかな?🤔
考えたことありますか?
港によく釣りに行きますか?
防波堤の先端や切れ目付近はお魚が釣れるポイントになりやすいですよね( ᷇ᵕ ᷆ )
防波堤は読んで字のごとく
波を防ぐ提です(((๑´ㅂ`) ʬʬʬ
外海から直接波やうねりが岸壁にバシャバシャ打ち寄せないように港の手前で波を緩和、受け止める役目を果たしています。
あとは船着き場とか港の設備や航路を管制整備したり造る時などにも用いられる事があるようです。
防波堤が無い港ってほぼないですよね
では…
どうやって造っているのかな( ˙꒳˙ )???
簡単に言いますと
四角くバカデカいブロックを直線的に並べて置いているだけですꉂ(ˊᗜˋ*)ヶラヶラ
1つ1つのブロックは【ケーソン】と呼ばれていて水に浮かぶんですよ ウクノΣ(゚д゚lll)ローソン?
バカデカいコンクリートの塊で内部はだいたい4つの区画に分けられています。
真上から見たら田んぼの田の字みたいな構造。
なぜかと言うと…
後から設置作業の手順を説明しますがカンタンに言いますととケーソン自体が浮くようにです。
重さは…大きさにもよりますがだいたい平均2000トンくらいかな~
大きいもので5000~7000トン🤔👍
1函(いっかん)2函(にかん)と数える
防波堤に行ったらどのくらいの大きさかケーソンの継ぎ目を見たりして想像してみてください
岸壁近くで
FD(エフディー=フローティングドック)
といわれるケーソンを造る為の四角いクレーンが付いた施設台船で1つずつ3ヵ月くらいで建造されます
多分アナタも港で四角いクレーンが付いたやつ見た事あると思うんですが(,,・`∀・)ノ
あの四角いのなんだろう???
って疑問に思ったことありませんかね(?ω?)
FDはご紹介名の通り
フローティング=浮いている→浮ドック(ウキドック)とも言われていて
船底のバラストタンクに海水を入れたら海中に沈み
海水を抜いたら浮上する施設台船です。
自航力は無く(自分で走ることはできない)、移動する際はタグボートで曳航する形になります
(*´罒`*)
FDの横壁には名前とスペック重量が書いてあるはずです。
例えば…
るぴ-6500→このFDはるぴという名前で6500トンまで使えます。
るぴⅡ-650→るぴツーで容量は6500トンです。
るぴ号-350-2→3500トンまでOKクレーンは2機
6500とか650とかの数字表記は耐える(浮いていられる)重量を表しています。
-2とかはクレーンの数(2機付いてる)とかですわ(会社によって表記は違う)
防波堤造りの作業手順
防波堤建設の作業手順をカンタンに紹介しますよ~(´∀`*)ウフフ
①FDのお腹の部分でケーソンを造る
②防波堤近くの据え付け現場(すえつけ現場)までタグボートで引っ張って持って行く
②-1 ケーソンを据え付ける場所にガット船(クレーンが付いた作業船)で石コロを大量に持ってきてガンガン投入。
ダイバーが潜って海中で見ながら整地する
③FDを沈めてケーソンを浮かす。
タグボートやチャッカー船(着火船=小さな作業用の工事船)でケーソンをFDのお腹から抜き出して据え付け場所に曳航して持っていく。
④据え付け場所に待機している据え付け船(ガット船)にケーソンを預ける。
ケーソン内部に海水をジャンジャン入れて微調整しながら所定の位置に沈める。
⑤ケーソンが据わったら海水を抜きながら内部に砂を入れてデッカイコンクリートの蓋をかぶせる。
⑥ケーソンの周りを波で動かないようにテトラポットで囲んで固定する。
ゲスト出演テト氏(テトラポット、血液型B型)
この一連の作業を繰り返すことで少しずつ防波堤が長く成長して出来ていくのです( ´•᎑•` )
防波堤造りには、
ものっスゴくたくさんのお金が投入されているんですよ~ スッ、スゲー!!Σ(゚Д゚ )
ケーソンを乗っけたFDじゃなくて、
ケーソンを直に曳航して建設現場から据え付け現場まで数日かけて持っていく曳航作業もありますよ。
僕が1番嫌いな作業がケーソンの曳航作業です
( ɵ̷̥̥᷄﹏ɵ̷̥̥᷅ )
高さ25m~30mで海面には3分の1くらいしかアタマ出していない
デカくて重たいケーソンを曳航するのはストレスがハンパないッスよ~(╥﹏╥)…
4000馬力の船でロープが切れない最大の曳航力で引っ張っても、なかなか2ノットでてくれません。(潮に乗って3~4ノット)
歩いた方が速いってヤツ(*”艸3`)
潮流が悪ければ止まったり、逆に流されます(๑¯ํ³¯ํ)
モタモタして時化を喰らえば?
最悪のケースは、
シケ波をかぶって
海水がケーソンの上部から内部にドバドバ入って浮力を失えば…
船ごと海に引き込まれて海の藻屑です
( ・ ͡° ͜ʖ ͡° )
今の会社も昔、そういう事故があったみたいです。
その時は運良く浅場で、沈んだケーソンが海底に着底したから
なんとか船は海中へ引き込まれずに半沈みで残って助かったらしいです(((๑´ㅂ`) ʬʬʬ
曳航ワイヤーの根元もある程度力がかかったらスポンと抜けるようにしておくべきなんですがね~
抜けないようにガチガチに固めてあったそうですよ~ オソロシ(ヾノ・ω・`)ナイナイ
あとがき
どうでしたか~
少しはご参考、興味を持たれる記事になりましたかね( ´•᎑•` )
釣りやレジャーで防波堤に行った時は…
この記事の事を少しでも思い出して防波堤に興味を持ってくれたら嬉しいなぁ( ´•᎑•` )
それでは次回までごきげんよう(,,・`∀・)ノ
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